北海道移住計画コラム「北夢人」 > 「木」に導かれて島根県から中富良野へ。

北夢人 「木」に導かれて島根県から中富良野へ。

窓に広がる十勝岳連峰

大学で森林を学び、「木」を仕事とし、
いま、木の家に家族と暮らす
全国からの観光客も多い富良野地域。一口にフラノといっても、富良野市、南富良野町、中富良野町、上富良野町と、行政的には分かれています。今回取材に伺った磯崎さんは富良野市山部地区にある東大演習林で管轄区域の林で木の生育状況などを観察し、伐採や植樹計画に携わる仕事をしています。島根県松江市出身の靖雄さんは島根大学で森林環境について学び、卒業後富良野市の演習林に赴任して11年目。4年前に大学の同級生である朋子さんと結婚。共に登山が趣味という靖雄さんと朋子さんは、富良野周辺の自然環境が気に入り、家を建てることにしました。職場のある富良野市ではなく、あえて中富良野町に家を建てたことについて、靖雄さんは「中富良野の方がまちは小さくても行政施設やスーパー、病院などがコンパクトにまとまっており、その上、自然に囲まれた中で暮らせると思ったんです」と中富良野を選んだ理由を話します。

雄大な十勝岳連峰を一望できる居間
「家を建てたいな、と思い始めたころ、ちょうど職場の先輩がyouトピアカワムラで家を建てていたんです。毎日のように建築中の現場を訪れたり、旭川のマイホームセンターを訪れて様々なハウスメーカーの家を見たりしているうちに、建てるならyouトピアカワムラでと考えるようになったんです」と靖雄さん。 磯崎さんご夫婦が選んだ土地は、東側に十勝岳連峰を一望できる最高のロケーション。この雄大な景観を、家に居ながらにして眺められるようにと、リビングやキッチンを2階にし、1階は将来の子供部屋とお客さん用の部屋にしました。「毎日、朝日が上る十勝岳を見ながらキッチンに立てるので、すごく楽しい」と朋子さん。「この家を建ててから料理も上手になったようだね」と靖雄さん。大きな窓から正面に十勝岳を眺めながら、朋子さんがいれてくれたコーヒーをいただいていると、取材スタッフ一同もずっとこの場所に居続けたくなるような、素晴らしい景観が目の前に広がっています。

無垢の木、液状木炭、ヒートポンプ。
健康に最良の環境を持つ家
木を愛し、自然を愛する磯崎さんご夫婦は、住まいもまた、できるだけナチュラルな環境にしたいという思いを持っていました。そこで、羊毛断熱はもちろん、木炭を液状にして壁や天井に塗布することで脱臭・調湿・結露防止作用があるほかマイナスイオンを供給する「ICAS」を取り入れ、また天井にはパイン材、床にはナラの無垢材を使うなど、住む人の健康面を配慮するカワムラのノウハウを生かした家づくりとなりました。CO2削減のためにヒートポンプ方式も取り入れています。こうした住まいではシックハウスなどの悪影響はなく、2歳の愛ちゃんも安心な住環境と地球環境にも配慮した住まいです。 「この家を拠点に、のびのびとした子育てをしながら暮らしを楽しみたい」と靖雄さん。朋子さんは「1階の玄関横にパンの焼ける作業場を作ってもらったので、もっとパンづくりの腕を磨きたい」と話します。 朋子さんが、北海道産の小麦ハルユタカで焼いてくれたパンは、格別においしく、あたたかい幸せの味がしました。


磯崎靖雄さん・朋子さん・愛ちゃん
(北海道・中富良野町)

木の温もりいっぱいのリビングルーム

壁空間もオシャレに演出

朋子さん手作りのパン
(絶品でした♪)